恥ずかしい話ですが、僕は早漏でした。
女性との性交時はすぐに果ててしまい、いつもバツが悪い思をしていたものです。
仮性包茎だったのですが、どこかの本で「包茎の人は早漏が多い」と読んだことがあり、そのせいなのだろうかとずっと気にしていました。
たしかに、ちゃんと剥けている人は常に刺激にされているので、それに慣れてすぐに出てしまうことなどないのでしょう。
僕のような仮性包茎では、女性器にナマで入るといつも以上に敏感になってしまう…。
それでも、恥ずかしいことを僕が我慢すれば支障はないと思い続けていました。
だけど、です。
こんな僕にもお付き合いしてくれる女性ができたことで変わりました。
最初の女性は、清楚なお嬢様風の可愛い子でしたし、気立てもよくて、実際に結婚してもいいと思っていました。
いっしょにいると楽しかったし、お互いに安心もできた。
だけど、女性だってSEXは大事なんですよね。
いつもそういう行為になると必ず僕が先にいってしまう。
その繰り返し。
2年付き合ったんですが、やがてちょっとした喧嘩でしばらく会わない日々が続いた後、溝が生まれてしまいました。
なんとか修復しようとしましたが、なぜか彼女は無関心になっていったんです。
或る日、別れを切り出されました。
原因は、その喧嘩ではなく、他に男性ができたんですね。
その人とは身体の相性もいいしと言われた時にはさすがにショックでした。
そう、僕らは心は通じ合っていても、結局、身体は通じ合っていなかったんですね。
それがトラウマになって、しばらく女性とは付き合えなかったですよ。
ひとりで処理する日々…。
辛かったですね。
そんな長いトンネルを抜けるように、実は去年、ようやく好きな人ができたんです。
そこで決心しました。
好きな人も満足させてやることができなくて、守ってやることができるかと。
包茎手術をしたのは、それがきっかけです。
手術を受けてからも、最初のうちは、相変わらず早かったですけれど、徐々に持つようになってきたんです。
努力ですよ。
もう目の前の大事な人を失いたくないとね。
包茎手術を受けたメリットは、新しい彼女との関係を少しずつ楽しめるようになったことでしょう。
二人の間を縮められましたし、僕自身が、昔の悪夢から抜け出せたことも受けてよかったなと思うことです。
来年には結婚するつもりです。
今度は失敗しません。
夜も安心して二人でいられることが、あの包茎手術で手に入れた何よりのメリットかもしれませんね。